合格祈願 だるま

だるまは仏教の一派である禅宗開祖の達磨の坐禅姿を模した置物であり、玩具としてつくられることもあります。現在では禅宗のみならず、宗教や宗派を越えて縁起物として広く親しまれています。
縁起物だけに、合格祈願のだるまも多数あります。だるまの多くは赤色の張子で製作されています。筆書きで口、ひげなどが施されており、新品のだるまは目の部分が空白のままです。
だるまに願いごとをかけて、その祈願を行います。願いが叶った場合、墨で目を書き入れます。入試、各種の資格試験、オーディション、就職試験、選挙当選など、多様な合格祈願に用いられます。
赤いだるまの色は、火や血の色として古来から魔除けの効果があると信じられてきました。病や災いを防ぐとされる赤い色は、視覚的に受験者の士気を高め、激励し、勝利のイメージをも喚起させます。縁起が良い色の組み合わせで紅白となるように、白いだるまと組で作られていることもあります。だるまの腹部には筆文字で「福」という文字や「合格」と書かれているものが多く、縁起を呼び寄せるものなのでお守りとしても持つことができます。だるまは寺院などでそれぞれの祈願内容に応じたものを入手できるほか、日本各地で伝統工芸品として生産されています。
合格祈願をはじめ、願をかけて古くなっただるまは、お守りと同様、かんたんに処分することは禁忌です。神社などに収めたり、お焚き上げをお願いするのが良いとされています。